屋根工事コラム

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徹底比較!スレート屋根とガルバリウム鋼板まるわかり|メーカー一覧付

スレート屋根とガルバリウム鋼板を徹底解説&徹底比較!

スレート屋根とガルバリウム鋼板の屋根、
どちらにすべきかお悩みの方がたくさんいらっしゃいます。

そこで、今回はこの2つの特徴や、
メリット・デメリットについてまとめてみました。

ぜひ、参考になさってください。

●この記事の目次  ※ご興味のある項目をクリックすると対象項目へジャンプします


目次[非表示]

  1. 1.スレート屋根とガルバリウム鋼板を徹底解説&徹底比較!
      1. 1.0.1.●この記事の目次  ※ご興味のある項目をクリックすると対象項目へジャンプします
    1. 1.1.スレート屋根とは
      1. 1.1.1.スレート屋根の概要と特徴
        1. 1.1.1.1.カラー展開豊富!軽くて人気の屋根材
        2. 1.1.1.2.10年以上前のスレートにはアスベストが含まれていた?
      2. 1.1.2.スレート屋根の種類
        1. 1.1.2.1.1、スレート屋根の高級品!「天然スレート」
        2. 1.1.2.2.2、アスベストが混入した「石綿スレート」
        3. 1.1.2.3.3、アスベストなしの新たな素材「無石綿スレート」
        4. 1.1.2.4.4、セメントの割合が多い「セメント系スレート」
      3. 1.1.3.スレート屋根のメリット ~安くてカラー豊富!~
      4. 1.1.4.スレート屋根のデメリット ~メンテナンスのスパンが多くアスベストが心配~
    2. 1.2.ガルバリウム鋼板とは
      1. 1.2.1.ガルバリウム鋼板の概要と特徴
        1. 1.2.1.1.耐用年数が長く、軽くて安価!近年人気の屋根材
        2. 1.2.1.2.防音性と断熱性にやや難あり?「カバー工法」や「自然石粒仕上げ」も視野に
      2. 1.2.2.ガルバリウム鋼板屋根の種類
        1. 1.2.2.1.デザイン性が人気!「横葺き」
        2. 1.2.2.2.シンプルな見た目が魅力「縦葺き」
        3. 1.2.2.3.瓦調葺き
      3. 1.2.3.ガルバリウム鋼板のメリット ~安くて長持ち!~
      4. 1.2.4.ガルバリウム鋼板のデメリット ~防音・断熱性をUPするには要コスト~
    3. 1.3.スレート屋根とガルバリウム鋼板屋根の比較&おさらい
    4. 1.4.スレートとガルバリウム鋼板の【メーカー】一覧
    5. 1.5.当協会の指定優良業者紹介サービス
      1. 1.5.1.おまけ~ガルバリウムとジンカリウムって何が違うの?~


スレート屋根とは


スレート屋根

ではまず、スレート屋根から見ていきましょう。


スレート屋根の概要と特徴

カラー展開豊富!軽くて人気の屋根材

スレートは厚さ約2~5mm程度の屋根材です。

カラー展開が多いため設計がしやすく、
重量も軽いなどの理由で爆発的に人気となり、一気に普及したといわれています。

よく「カラーベスト」「コロニアル」といわれることがありますが、
これはもともとスレート材の商品名で、シェアや人気度の高さから代名詞として使われているものです。

10年以上前のスレートにはアスベストが含まれていた?

2004年以前に作られたスレート屋根は、
強度を出すためにアスベストをセメントで固めて作られたものが大半を占めています。

スレート屋根は1900年頃に開発されました。

日本で普及したのは1960年代。
この頃、石綿(アスベスト)とセメントをミックスした『石綿スレート』が広く普及し ました。

しかし、みなさんもご存知の通りアスベストによる健康被害が注目され始めました。

これにより、1993年には含有率を5%以下にすることが定められ、
2004年にはアスベストの使用が全面的に禁止となりました。

し たがって、おおよそ10年前以上前に建てられたご自宅の場合、
アスベストを含んだスレート屋根が採用されている可能性があるのです。


(出典:国土交通省)

※現在(2004年以降)作られているスレート屋根には、アスベストは含まれていません。
 安心ではありますが、その分強度や寿命は下がっています。

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スレート屋根の種類

スレート屋根には、大きく分けて4つの種類があります。

1、スレート屋根の高級品!「天然スレート」


(参照丸鹿セラミックス株式会社)

天然石を使用したスレート屋根の高級品です。
天然石を使用しているので他のスレート屋根には出せない、味のあるデザインが可能です。

高価なため日本ではあまり普及していません。

2、アスベストが混入した「石綿スレート」

先程もお伝えした、セメントと石綿(アスベスト)を混ぜて形成したスレート材です。
軽量で、費用が安いということで古いスレート屋根で多く使われています。

しかしアスベストには健康に害があると分かり、2004年以降は使われることがなくなりました。

3、アスベストなしの新たな素材「無石綿スレート」


(参照:http://www.takizawabankin.com/yanezainosyuruitokutyou.html)

アスベストを含む「石綿スレート」の代わりに開発されたスレートです。
耐久度と軽量を維持させるため、石綿の変わりにパルプやビニロンを混合しました。

最近のスレート屋根のほとんどがこの無石綿スレート屋根となっています。

4、セメントの割合が多い「セメント系スレート」


(参照:http://taiyoseikatsu.com/words/tyg000143.html)

セメントを主材料として形成したスレート屋根です。
無石綿スレートよりもセメントの割合が高く、表面を着色しているスレート材です。

着色を行っているため、年数経過とともに色が落ちてきます。

「カラーベスト」「コロニアル」はこのセメント系スレートの商品になります。

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スレート屋根のメリット ~安くてカラー豊富!~

●経済的である
天然スレートなど、一部高価なスレートもありますが、
ほとんどのスレート材が比較的安価です。


●軽くて、強い(アスベスト含の場合)
スレート材は非常に軽いのが特徴でありながら、
アスベストを含んでいる場合は素材そのものの強度が強いものが多いです。


●耐火性・耐熱性に優れている
燃えにくく、熱伝導率が低い素材を使用しています。


●施工がしやすい
施工がしやすいため、複雑な家の屋根にも適しています。


●色が豊富
カラーバリエーションが豊かなので、好みの屋根色を実現できます。

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スレート屋根のデメリット ~メンテナンスのスパンが多くアスベストが心配~

●細かなメンテナンスが必要
表面劣化が起こりやすく、こまめなメンテナンスが必要です。


●トータルコストに不安
メンテナンスを繰り返すうち、コストがかさむこともあります。


●アスベスト問題
アスベストを含んでいる場合、葺き替え時などに処分費用がかかります。

反対にアスベストを含まない場合は、
メンテナンスのスパンが短くなるというデメリットがあります。


●デザイン性に乏しい
板状の屋根材ですのですっきりとしたデザインは得意ですが、
その他のデザイン性には乏しいといわれます(瓦型など)。

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ガルバリウム鋼板とは

(参照:JFE鋼板株式会社)

次に、ガルバリウム鋼板について解説します。


ガルバリウム鋼板の概要と特徴

耐用年数が長く、軽くて安価!近年人気の屋根材

ガルバリウム鋼板の最大の特徴は
安く、軽く、丈夫と三拍子そろっているという点です。

芯材となる鋼板(鉄)の腐食を防ぐために
亜鉛・メッキ・シリコンで構成されたメッキ鋼板で、
「ガルバリウム」というのは正確には商品名称です。

デザイン性に優れていて、スレートのような趣の物から
瓦のようなデザインまで自在であることも人気の理由です。

トタンなどと同じ金属系の屋根ですが、はるかに耐用年数が長く、
且つ軽量で比較的低価格であるため、近年採用されることが増えている屋根材です。

さらにスレート屋根と同じく安価でありながら、
日本瓦とも張り合えるほどの強度を誇るといわれています。

寿命はだいたい30年程度とされていますが、
沿岸地域など塩害が想定される地域では15年、
工業都市や田園地域では25年の寿命といわれています。

防音性と断熱性にやや難あり?「カバー工法」や「自然石粒仕上げ」も視野に

一見無敵のガルバリウム鋼板ですが、やはり弱点もあります。
ガルバリウム鋼板の屋根とは、つまり金属屋根であるということです。

どうしても防音性や断熱性の問題が出てきます。

そこで、主に2つの改善策があります。

1、カバー工法:主に既に家が建っている場合

既存の屋根材を撤去せず、その上から新たな屋根材として
ガルバリウム鋼板の屋根材をのせる工法を行います。

これにより、屋根が二重になるので、防音性や断熱性が高まります。


2、自然石粒仕上げの屋根材を使う:主にこれから家を建てる場合や葺き替える場合

(参照:株式会社 ディートレーディング)

鋼板層の表面に天然石のチップを吹付けた「自然石粒仕上げ」という屋根材があります。

鋼板層には、ガルバリウム鋼板だけではなく
ジンカリウム鋼板という鋼板が使われることがあります。
※ガルバリウムとジンカリウムの違いについては後述

表面の石粒による凸凹効果で、雨粒が拡散。
雨粒が小さくあたるため、雨が当たる音を抑える事ができます。

また、屋根の下地との間に空気層ができるため、熱が伝導しにくくなり
断熱性が向上するといわれています。

※この2つの他にも、断熱材を裏打ちする方法もあります。

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ガルバリウム鋼板屋根の種類

ガルバリウム鋼板の屋根材は100種類以上あるといわれます。
中でも、利用されることが多いものをご紹介します。

デザイン性が人気!「横葺き」


(参照:ニチハ株式会社)

最もよく見かけるタイプです。
「見た目が美しいと」いう人も多く、デザイン性に優れています。

勾配が緩い屋根には施工が出来ないことがあります。

シンプルな見た目が魅力「縦葺き」


(参照:JFE鋼板株式会社)

シンプルで美しい見た目を好む人に向いているといわれています。

勾配の緩い屋根でも施工が可能です。
瓦棒葺きなどもこの縦葺きに分類されています。

瓦調葺き


(参照:福泉工業株式会社)

瓦の形状をしています。
自由度の高いガルバリウムならではのデザインです。

瓦よりも軽くて割れる心配もほぼないため、注目されています。

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ガルバリウム鋼板のメリット ~安くて長持ち!~

●経済的である
安価な製品が多く、コストを抑えることができます。


●耐用年数が長い
ガルバリウム鋼板自体の耐用年数は30年程度と非常に長いのが特徴です。

ただし、塩害地域や工業都市などではこれより短くなるのが一般的です。

また、屋根材は長持ちしても、下地層が先に傷んできますので
築10年をめどにメンテナンスの必要があるかどうか、
業者によるチェックをしてもらうようにしましょう。


●薄く、非常に軽量
ガルバリウムの大きな特徴の一つです。
薄くて軽量であるため、耐震性へ影響が及びにくいといわれています。


●加工がしやすく、デザイン性を上げることができる
瓦調にすることもできるなど、加工のしやすさも特徴です。
そのため、様々なデザインに対応しやすいといわれています。


●工夫次第で断熱性や防音性を向上させることも可能
カバー工法や、自然石粒仕上げの屋根材を利用することで
金属系屋根の弱点である「断熱性」「防音性」を向上させることができます。


●比較的サビにくい
金属性の屋根材の中では、ガルバリウム鋼板は
サビにくい素材といわれています。

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ガルバリウム鋼板のデメリット ~防音・断熱性をUPするには要コスト~

●防音性が低い
ガルバリウム鋼板は金属性の屋根ですので、
雨音が住宅内に伝わりやすいのが弱点といわれています。


●断熱性が低い
同じく、金属製であるため断熱性があまりよくありません。
そのため、室内の温度が上昇しやすいというデメリットがあります。


●弱点克服にはコストがかかることも
防音性や断熱性などを上げるためには

「カバー工法」を行うか、
「自然石粒仕上げ」にするなどの特殊加工が必要です。

つまり「新築時」や既存の屋根を全て撤去する「葺き替え工事」の時などは、
ガルバリウム鋼板を単体で使うことになるため、
コストがかかる可能性があります。


●傷がつきやすい
非常に薄くいので軽量である反面、
傷がつきやすいという側面もあります。


●高い技術を持つ職人が少ない
新素材であるため、高い技術を持った職人が少ないとも言われています。

人気の屋根材であるため、施工実績や技術が乏しくても
ガルバリウム鋼板を使おうとする屋根業者には注意が必要です。

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スレート屋根とガルバリウム鋼板屋根の比較&おさらい




スレート屋根
ガルバリウム鋼板屋根
ガルバリウム鋼板
自然石粒仕上げ
耐用年数の目安
約20年
(要塗装メンテナンス)
約30年
(塗装をしない場合)
約40~50年
(要下地メンテナンス)
特徴
カラー展開が豊富!
軽くて人気だが
メンテナンススパンが短く
アスベストが心配。
耐用年数が長く、
軽くて安価!
加工がしやすくスレート調や瓦調などのデザインもあり。
防音・断熱性が乏しい
天然石の粒を吹付けて
金属屋根の弱点を克服!
ただしその分価格が
上昇してしまう。
メリット
●経済的である
●軽くて、強い
 (アスベストを含む場合)
●耐火性・耐熱性に優れる
●施工がしやすい
●カラーが豊富
●経済的である
●耐用年数が長い
●薄く、非常に軽量
●加工がしやすい
※デザイン性を上げられる
●比較的サビにくい
●断熱性が向上する
●防音性が向上する

左記の特徴
デメリット
●メンテナンスの
 スパンが短い
●トータルコストに不安
●アスベスト問題がある
●加工性に乏しい
●防音性が低い
●断熱性が低い
●傷がつきやすい
●高い技術を持つ職人が少ない
●コストがかかる
●高い技術を持つ職人が少ない
経済性
×
軽量性
断熱性
×
防音・遮音性
加工・デザイン性
×
カラー豊富度
サビ

※苔の心配あり
アスベスト
含むものもある
含まない
含まない
メンテナンス


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スレートとガルバリウム鋼板の【メーカー】一覧


スレートのメーカー(一例)
ガルバリウム鋼板のメーカー(一例)

(順不同)


※こちらで取り上げている以外にも多数のメーカーがありますので、詳しくはお問い合わせください。

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当協会の指定優良業者紹介サービス

●屋根材についてお悩みの方
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当協会では、厳格な水準をクリアした業者のみ「指定優良業者」と認定してご紹介させて頂いておりますので、
ご安心下さい。

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おまけ~ガルバリウムとジンカリウムって何が違うの?~

ガルバリウム鋼板とよく比較されるのがジンカリウム鋼板ですが、
どちらもジンカリウムも、亜鉛+アルミ+シリコン合金のメッキ鋼板です。

基本的には2つに大きな違いはありませんが、
ガルバリウム鋼板は日本製が主流、
ジンカリウム鋼板は海外製が主流です。


何が違うかというと、含まれる成分の割合です。

●ガルバリウムの成分と混合比:アルミ55.0%+亜鉛43.4%+シリコン1.6%
●ジンカリウムの成分と混合比:アルミ55.0%+亜鉛43.5%+シリコン1.5%

ガルバリウムとジンカリウム
どこが違うか一見すると分からないと思います。

よく見ると、亜鉛とシリコンの比率が0.1%違います。
これが、ガルバリウムとジンカリウムの違いです。

耐久性に違いがあるという意見もありますが、
国内ではジンカリウム鋼板を用いた屋根材がないため、
実証データが揃わないのが現状です。


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