屋根工事コラム

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自分でできる雨漏りの応急処置(DIYで行う際の注意点)



本記事はDIYを推奨するものではございません
あくまでも応急処置として、安全が確保できる場合に限定した処置を行うことを前提としております。
危険な処置、雨が降る中での処置は絶対に行わないようにしてください。
また、ご自身で判断できない場合は無理をせずすぐに業者の判断を仰ぐようにして下さい。

突然の雨漏りでなんとかしたいと思っても、応急処置の方法や手順、何を用意すればいいのか解らないという方が多いと思います。

応急処置をしても、雨漏りを放置すると、最悪の場合、屋根が崩落してしまうこともありますし、大量のカビが発生して、健康被害が出てしまう可能性もあります。
さらに修理費用は後になればなるほど高くなってしまいます。

DIYで応急処置を行った後は、すぐにプロの業者に見てもらい、適正な修理を行うことをお勧めします。

本コラムでは、雨漏りが発生したときにどう対処すべきか応急処置の種類を紹介しながらご説明します。

目次[非表示]

  1. 1.雨漏りの応急処置をするうえで、被害箇所の正確な特定は不可欠
  2. 2.◇雨漏りが発生しやすい4つの場所
    1. 2.1.①.屋根
    2. 2.2.②. ベランダ
    3. 2.3.③. 窓
    4. 2.4.④.壁
  3. 3.◇応急処置(二次災害を防ぐために行います)
    1. 3.1.天井から雨水が垂れている場合
    2. 3.2.窓から雨漏りしている場合
    3. 3.3.ブルーシートを使った応急処置(雨の浸入場所が明確に特定できない場合)
      1. 3.3.1.作業例:現場経験が豊富なプロの方が応急処置を行う場合の工程
    4. 3.4.防水テープで雨の浸入口を塞ぐ(雨の浸入場所が明確に特定できる場合)
  4. 4.避けたほうがいい雨漏りの応急処置
    1. 4.1.被害箇所を特定しないままシーリング(コーキング)を使う方法
    2. 4.2.DIYでの釘打ち
  5. 5.自分でできる雨漏りの応急処置 まとめ
  6. 6.屋根に関することなら、専門第三者機関の『屋根サポ!』へ!

雨漏りの応急処置をするうえで、被害箇所の正確な特定は不可欠

雨漏りを放っておくと室内に雨が濡れてしまうので、事態を悪化させないためにも応急処置をとる必要があります。

ところが雨漏り応急処置の中にも有効なものと危険なものがあります

次項より、雨漏りが発生しやすい場所、有効な応急処置の方法などをご紹介していきます。

◇雨漏りが発生しやすい4つの場所

①.屋根

雨漏りが一番多く発生する場所です。

屋根材の質は向上していますが、雨風を直接受ける屋根のダメージは大きく、経年劣化等に伴うスレートのヒビ、漆喰の崩れ、瓦のズレがある場所に大雨などが原因となって発生することが一般的な原因です。
天井から水が落ちてくる場合は、屋根からの雨漏りの可能性が高いです。

→ 屋根材の種類別 雨漏り原因はこちら

②. ベランダ

屋根と同じく雨風にさらされる上に、人の出入りがある分、防水シートの劣化、経年劣化によるひび割れが原因になることが多い場所です。

さらに、ベランダの排水口が詰まっていると雨水が適切に流れず、小さなヒビなどから建物の中に侵入してくる場合もあるため、定期的なメンテナンスとともに雨漏りの発生に注意していかなくてはいけません。

③. 窓

窓ガラスと窓枠の隙間から、水が浸入することで生じます。

窓ガラスと窓枠のサイズが合っていない、シーリング材の劣化などが原因です。

発生率は低いですが、窓の周辺にカビが生えているなどの症状が確認できた際は、窓からの雨漏りを疑いましょう。

④.壁

外壁の水が浸入する個所としてかなり多いのが、サッシ枠と防水シートとの隙間です。

基本的に、雨水などは外壁の表面を流れ落ちますが、経年劣化によるヒビ割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる場合があります。

施工不良、外壁塗装の剥がれ、シーリング材の劣化が原因になることが多いです。
それ以上の侵入防ぐために防水シートが張られていますが、木材などが腐食してしまう前に、雨漏りの改善が必要です。

◇応急処置(二次災害を防ぐために行います)

雨漏りを放置すると二次被害が発生します。
放置し続けることで、シミやカビの繁殖のみならず、シロアリの発生などによって建物、人間の寿命を短くする原因に繋がります。

天井から雨水が垂れている場合

室内の水濡れを抑えるために、バケツを置き、床が濡れるのを防ぎます。

その際に新聞紙やタオル(雑巾)、レジャーシートなどを忘れないようバケツの下に敷いてください。
これは、溜まった水が跳ねて水が飛び散ることがあるためです。

他には、天井の雨が漏ってくる部分にビニール袋をあて、押しピンなどで固定し、そこからの水をバケツに誘導させるという方法などもあります。

屋根裏を覗くことができれば、雨漏りしている箇所にバケツやレジャーシート、ブルーシートなどを敷いたりして、室内への浸入を防ぐ方法もあります。

窓から雨漏りしている場合

サッシ回りから雨漏りが発生している場合は、窓台部分に雑巾やビニールシート、ゴミ袋を敷いて、雑巾でこまめに水を吸い取ります。
この時カーテンなどを付けている場合は取り外すか、濡れないよう短くまとめておくといいです。

その他にも有効なのは、窓の外にベニヤ板を張り付け、雨風が入ってこないようにする方法です。
簡単な方法で、最も効果がありますが、最近の住宅には雨戸が無い場合が多く、ベニヤ板で固定することが難しいため、なかなかこの対策を行うことができません。

雨戸がある家の場合は積極的に利用してください。

ブルーシートを使った応急処置(雨の浸入場所が明確に特定できない場合)

雨漏りの被害箇所を明確に特定できない場合は、ブルーシートを使った応急処置が大変便利です。

しかし、この方法は一時的な処置として最も効率的ですが、非常に危険で大変な作業です
なにより、雨が降っている時は屋根上で足が滑りますので、危険を伴います。

また屋根にのぼる行為その物が大変危険です。落下してしまうと、ご本人だけではなく、通行人がいた場合にはその方にも大怪我、もしくは最悪の場合、双方の命を奪ってしまうような大変重大な事故につながってしまいます。

作業例:現場経験が豊富なプロの方が応急処置を行う場合の工程

※作業は屋根上での作業経験がある方で、必ず2人以上で行うようにします。

漏りの浸入箇所を特定するのはプロでも難しいため、大きめのブルーシートで広範囲に被せます。

用意するものは、ブルーシートとそれを固定するための砂利を詰めた土嚢袋です。
土嚢袋の中には土を入れますが、細かい砂ではなく砂利などを詰めます。
細かい砂だと、雨が降った際に泥水となって屋根から滴り落ちてきてしまうためです

まず屋根にのぼり、雨漏りの原因になっている場所にブルーシートを被せてしっかり固定します。
この時、できるだけ広範囲に被せます。

次に風などで飛ばされないように口をしっかりと縛り、砂利を詰めた土嚢袋を置いて固定します。
ロープなどを使って固定するのは、思わぬ箇所を傷つける原因になるので避けるようにします。

ただし、繰り返しになりますが、この作業は屋根に上がって作業をすることができるプロの方が家族にいる場合にしか実行できないとお考えください。

防水テープで雨の浸入口を塞ぐ(雨の浸入場所が明確に特定できる場合)

雨が漏れている場所が明らかに特定できる場合は、防水テープを貼るのもひとつの方法です。

この方法はスレート屋根やトタン屋根、もしくは陸屋根の際に有効な方法です。

屋根や外壁等の雨に侵入口がされている場合は、防水隙間テープなどの防水材を充填して、雨の浸入を防ぎましょう。
粘着で張りつけるため、濡れているとすぐに剥がれてしまうので雨が降っている間は避けてください。

まずは被害箇所の掃除を行います。埃や砂、油などがあるとテープの粘着力がなくなり、すぐに剥がれてしまいます。
次に、雨水の流れる方向(雨水の流れる方向の下流から上流に向かって)を考え、空気が入らないようにしっかりと押さえながらテープを貼ります。

広範囲に貼るのではなく必要最低限に留めましょう。屋根がテープだらけになり、景観も悪くなりますし、手間も掛かります。

※屋根に上がる必要がある場合は、前項と同じく、屋根に上がって作業をすることができるプロの方が家族にいる場合にしか実行できないとお考えください。

避けたほうがいい雨漏りの応急処置

被害箇所を特定しないままシーリング(コーキング)を使う方法

シーリングとは、防水性や気密性のために建物の隙間を専用の充填材で塞ぐことを指します。

最近はDIYが流行していることもあり、一般の方でもホームセンターや通販などで簡単に購入することが可能です。
しかし、誤った場所をシーリングで埋めると、雨水の経路が変わってしまうことがあります。
シーリングは適切でない場所に施すと、雨漏りの原因に繋がる恐れがあるのでお勧めできません。

雨漏り箇所を塞いだだけでは雨の通り道が変わってしまい、別の箇所から雨漏りが始まる可能性があるのです。
防水テープであればすぐに剥がすことができますがコーキングはそうはいきません。

誤った施工してしまうと、シーリング材まみれになってしまい、景観も損ないますので、シーリングを使用した応急処置は避けてください。

DIYでの釘打ち

決して自分で釘を打ち直さないようにしてください。

屋根に登って作業する危険も伴いますし、釘打ちの力加減を誤ると屋根に穴が空いてしまいます。
その穴から雨が漏れて更に雨漏りの原因を増やし、二次災害にも繋がります。
その場合、実際にプロの業者様へ依頼する際に高くなってしまいます。

自分でできる雨漏りの応急処置 まとめ

雨漏りの発生が多い場所、応急処置はどう対応すればいいのか、DIYで応急処置を行うことの危険性をご理解いただけたと思います。

簡易的なメンテナンスならDIYで行う方もいらっしゃると思いますが、誤って行うと雨漏りが再発し、建物に大きな影響を与えて余計に補修費用が掛かることにも繋がります。

・被害箇所や原因が分からず、放置してしまっている
・応急処置をしてみたが何度も雨漏りをしている
・思わぬケガや事故が不安
・自分で対応できるかもしれないが自信がない

様々な理由があると思いますが、いずれかに当てはまる場合は
自分で解決せずにプロ業者様にお任せすることを一度ご検討ください。

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