屋根工事コラム

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早見表付き!概算費用を出すための面積が簡単にわかる方法

誰でも簡単に屋根の面積がわかるとっておきの方法

ご自宅の屋根の面積をご存知ですか?
多くの方はNOだと思います。

日本住宅工事管理協会にお見積もりのご連絡をいただく、ほとんどの方も屋根の面積を語存じでありませんでした。
家の坪数はご存知でも屋根の面積はわからない、そのため概算のお見積もりを出すことができない、というのは少なくありません。

今回は屋根の面積の算出方法を簡単なものから複雑なものまで、一挙ご紹介いたします。

項目は以下の通りです


1.屋根面積を概算で出してみよう!
2.公倍数を知ろう!
3.公倍数と屋根の深いつながり
4・屋根の形について
5.伸び率とは?
6.正確な面積を求めてみよう


1 屋根の面積を概算で出してみよう!

屋根の面積を求めるのは「勾配数」「屋根の形」などを知らないといけません。
多くの方にとって、勾配数はなじみのない数値であり、勾配数のおかげで屋根の面積を求めるのが非常に難しくなっています。

今からご紹介させていただく計算方法は「勾配数」や「屋根の形」に関係なく、簡単に概算の屋根面積を求めることができる方法です。
ただし、あくまで概算ですので、ざっくりとした面積を知るためにご活用してください。

1 家の平米数×1.1=屋根面積(㎡)
2 家の平米数×1.2=屋根面積(㎡)
3 瓦枚数÷53=屋根面積(坪)
※1坪=3.3㎡

解説
1と2の違いは屋根の角度です。
ここはあくまで概算を求める方法ですので、1より2のほうが角度が高いと考えてください。
ご自宅の屋根の角度が高いか低いかわからない場合、2で計算されることをお勧めします。
3に関しては瓦の枚数をご存知の場合使える方法です。1坪あたりの瓦の枚数が焼く53枚使用することが多いので、このような計算方式が成りたちます。
(ただし、瓦は商品によってサイズが異なります、あくまで概算であることをご了承ください)

計算を行うのが面倒という方は下記の図をご参考ください。

坪数平米数1屋根面積2屋根面積
20坪66㎡72.6㎡79.2㎡
25坪82.5㎡90.75㎡99㎡
30坪99㎡108.9㎡118.8㎡
35坪115.5㎡127.05㎡138.6㎡
40坪132㎡145.2㎡158.4㎡
45坪148.5㎡163.35㎡178.2㎡
50坪165㎡181.5㎡198㎡
55坪181.5㎡199.65㎡217.8㎡
60坪198㎡217.8㎡237.6㎡
65坪214.5㎡235.95㎡257.4㎡
70坪231㎡254.1㎡277.2㎡
75坪247.5㎡272.25㎡297㎡

※あくまで目安の数字になり、実寸法とは大きく異なる場合があります、あらかじめご了承お願いします。

概算の屋根の面積がわかることで、おおよそのコストを算出することができるようになります。

2 勾配数を知ろう

屋根には通常傾斜角がついています、この角度のことを勾配数といいます。
正式に屋根の面積を知るためには、重要な数値になります。
勾配数がわかることで詳細な屋根面積の算出することができます。

勾配数は図面からわかる方法と実測によりわかる方法があります。
勾配は次の3つのあらわし方があります
1 尺貫法勾配(寸法勾配)
2 分数勾配
3 角度勾配

1 尺貫法勾配

水平方向に303mm(1尺=10寸)に対して、高さがによって求められます。
高さが1寸なら1寸勾配、5寸なら5寸勾配となります。
右図参考
※1尺=303mm 1寸=30.3mm

2 分数勾配

水平方向と高さの比率で見る方法。
尺貫法勾配と同じ方法で算出できます。
水平方向に10寸を基準として、高さが5寸の場合、5(高さ)/10(水平)=5/10もしくは1/2とあらわします。

3 角度勾配

私たちはほとんど使わない方法ですが、おそらく皆様には一番身近だと思われる角度です。
一般的ではあるのですがほとんど使われていないのはすごく数値が細かいからです。
たとえば5寸勾配の場合の角度は26.5650°3寸勾配であれば16.6992°となるためです。

下記図は屋根勾配角度の換算表になります。

尺貫法
勾配
分数
勾配
角度
(°)
5分0.5/102.8624
1寸1.0/105.9006
1寸5分1.5/108.5308
2寸2.0/1011.3099
2寸5分2.5/1014.0362
3寸3.0/1016.6992
3寸5分3.5/1019.29
4寸4.0/1021.8014
4寸5分
4.5/10
24.2277
5寸
5.0/10
26.565
5寸5分
5.5/10
28.8108
6寸
6.0/10
30.9638
6寸5分
6.5/10
33.0239
7寸
7.0/10
34.992
7寸5分
7.5/10
36.8699
8寸
8.0/10
38.6598
8寸5分
8.5/1040.3645
9寸
9.0/1041.9872
9寸5分9.5/1043.5312
矩勾配
10.0/1045
9寸返し
11.0/1047.7263
8寸返し
12.0/1050.1944
12寸5分12.5/1051.3401


3 勾配数と屋根の深~いつながり

詳細な屋根の面積を求める計算方法に行く前に、屋根の勾配数になぜ様々な種類があるのかを見てみましょう。
※この項目は屋根の面積を求めるのに直接関係のないページになりますので、ご興味がなければ飛ばしてもらって大丈夫です

勾配数は一般的に3寸勾配程度(分数勾配で3/10)程度が多いです。
勾配数が4寸・5寸と増えていくと前述したように角度が高くなって行きます。
屋根の角度が高くなるとどうなるのでしょうか?

勾配角度と屋根の関係

1 水はけがよくなります。
2 デザイン的にはある程度、勾配数があったほうが建物とのバランスが良い。
3 ストレート系の屋根の場合は3寸勾配以上の必要となる。
4 瓦屋根の場合重ねることにより、実際の表面の勾配がゆるくなるため4寸以上必要。
5 トタン葺き屋根なら1寸勾配以上必要となる。

屋根と勾配には「デザイン」「使用できる屋根材」「水はけ」「メンテナンス」など様々な点でつながりが出てきます。

これから屋根の設計を行う方は、今一度、見直しを行ってみても良いかも知れません。

4 屋根の形に関して

屋根の概算費用を求める上で、勾配と同じくらい重要なのが「屋根の形」です。
(面積は勾配すうがわかれば算出することができます)
屋根の形はかなり様々なので、ここでは代表的な形状のみご紹介いたします。

代表的な屋根の形状

1 切妻屋根
2 寄棟屋根
3 入母屋屋根

1 切妻屋根

1屋根の基本といえる形です。
屋根の両端を垂直に切り落としています。(両端を妻側といいます)

特徴
形が単純でなため、施工が行いやすい
雨漏りが起こりにくいです。


2 寄棟屋根

2切妻屋根と同じく、屋根の基本の形です。
4つの屋根面があり、切妻屋根より、重厚印象になります。

特徴
屋根材を斜めに切ることで材料のあまりが多くなってしまい、葺き替え工事の費用が切妻より割高になります。


3 入母屋屋根

3上が切妻で、下が寄棟の形をした、寺社建築に良く見られるような屋根です。
一般住宅にはあまり使われません。

特徴
屋根面積の小さい家には適していません。
寺社建築に用いられ重厚なイメージを与えます。



複雑そうに見える屋根も基本的には切妻と寄棟の組み合わせで成り立っています。
屋根の形が複雑になればなるほど、屋根材のカットに無駄が出てしまい、単純な屋根よりも屋根材が多く必要になってしまいます。

屋根材が多くなれば、当然その分コストが大きくなることをなりますので、一括見積もりをご希望の際には「屋根の面積」だけでなく、「屋根の形状」もわかればできるだけ詳細な概算費用を出すことができます。

5 勾配伸び率とは

屋根の面積を算出する際に必ず必要になるのが「屋根の伸び率」です。
勾配角度が高くなればなるほど、屋根材は長くなります。
伸び率とは水平の長さに対して、屋根材がどれくらい必要なのかを算出するために、必要な数値です。

伸び率は勾配数ごとに明確に決まっているので、勾配数がわかれば伸び率をい図ることは可能です。

勾配伸び率と隅棟伸び率の2種類ありますが屋根面積を求める場合、勾配伸び率のみ抑えておけば大丈夫です。

下記図をご参考ください。

勾配勾配伸び率
尺貫法勾配分数勾配水平長さに対して
5分0.5/101.001
1寸1.0/101.005
1寸5分1.5/101.011
2寸2.0/101.02
2寸5分2.5/101.031
3寸3.0/101.044
3寸5分3.5/101.059
4寸4.0/101.077
4寸5分4.5/101.097
5寸5.0/101.118
5寸5分5.5/101.141
6寸6.0/101.166
6寸5分6.5/101.193
7寸7.0/101.221
7寸5分7.5/101.25
8寸8.0/101.281
8寸5分8.5/101.312
9寸9.0/101.345
9寸5分9.5/101.379
矩勾配10.0/101.414
9寸返し11.0/101.487
8寸返し12.0/101.562

伸び率がわかれば詳細の屋根面積を計算することができます。

6 正確な面積を求めてみよう

屋根面積求め方(計算式)

屋根投影平面積×勾配伸び率=屋根面積

4屋根投影平面積とは屋根の平面積です。
傾斜がないものとして計算したものです。

屋根投影平面積を求める計算式は下記の通りです。
床面積+軒出面積の横×床面積+軒出面積の縦です。
右図でいくと
(19.00+0.5+0.5)×(9.00+0.5+0.5)=200.00
この計算式で屋根投影平面積が算出できます。

では全ての数値が出たところで、実屋根面積を算出しましょう。

計算式:屋根投影平面積×勾配伸び率=屋根面積
計算:200.00(屋根投影平面積)×1.118(5寸勾配の伸び率)=223.6㎡

屋根の実面積算出方法は図面があれば、このように比較的簡単に算出することが可能です。
屋根の実面積がわかり、屋根の形状がわかることで概算費用の算出が可能になります。
※実際に屋根に上り、工事方法が決まらないと実際のお見積もりを出すことはできません。
詳しくは瓦屋根工事を考えている方必見、概算費用を見極める4つのポイントをご参考ください。

まとめ

概算面積の求め方は下記方法で算出可能

1 家の平米数×1.1=屋根面積(㎡)
2 家の平米数×1.2=屋根面積(㎡)
3 瓦枚数÷53=屋根面積(坪)

実屋根面積の算出方法は下記の方法で算出可能

屋根投影平面積×勾配伸び率=屋根面積

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