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スレート屋根の塗装工事7つの「知りたい!」を徹底解説!塗装の時期・向き不向き・価格帯など

全てのスレート屋根が塗装でOKというわけではありません

当協会へのお問い合わせの中でも突出して多いのがスレート屋根に関するご相談です。
特に多いお悩みが「塗装工事か屋根の葺き替え(やカバー工法)、どっちが良いんでしょうか」というもの。

こういったケースの場合、必ずお伺いしていることがあります。
それが「築年数」と「工事歴」「屋根の状態」です。

なぜ、これらを伺うことで、塗装工事が向いているか否かの判断がしやすくなるのでしょうか。
まずは、みなさまから日々寄せられる「知りたい!」のお声に、一つひとつお答えしてきます。

目次[非表示]

  1. 1.全てのスレート屋根が塗装でOKというわけではありません
  2. 2.スレート屋根の塗装、7つの「知りたい」に応えます!
    1. 2.1.知りたい!(1)スレート屋根の工事の種類
    2. 2.2.知りたい!(2)スレート屋根の塗装工事に適している屋根の状態
      1. 2.2.1.●塗装が推奨されるケース
      2. 2.2.2.●塗装が推奨されないケース
    3. 2.3.知りたい!(3)スレート屋根の塗装工事のベストタイミング
    4. 2.4.知りたい!(4)スレート屋根の塗装工事の価格帯
    5. 2.5.知りたい!(5)スレート屋根の塗装工事とアスベストとの関係
    6. 2.6.知りたい!(6)スレート屋根の塗装工事の作業工程
    7. 2.7.知りたい!(7)スレート屋根の塗装に関する相談方法
  3. 3.塗装工事で使われる代表的な塗料
    1. 3.1.シリコン系塗料
    2. 3.2.フッ素系塗料
    3. 3.3.アクリル系塗料、ウレタン塗料
    4. 3.4.遮熱・断熱塗料
  4. 4.【番外編】スレート材以外にも塗装工事が行える屋根材
    1. 4.1.金属屋根
    2. 4.2.セメント瓦屋根
  5. 5.お気軽にご相談ください


スレート屋根の塗装、7つの「知りたい」に応えます!

知りたい!(1)スレート屋根の工事の種類

スレート屋根には主に次の3種類の施工方法が用いられます。

■塗装(塗り替え)
既存の屋根材の上に、塗装を行います。
施工費は多くの場合抑えることが出来ますが、スレート屋根は定期的に塗装を行わないと「耐熱性」「防水性」等の性能を維持することができません
つまり塗装工事は根本的な工事というより、メンテナンス工事の側面の方が強いとされています。

■カバー工法(重ね葺き)
今ある屋根をそのまま残して、上から新たな屋根材を取り付ける方法のことで、重ね葺きとも呼ばれています。
既存の屋根はそのままなので屋根裏の劣化状況の確認や修繕ができません。また、屋根が二重になるため、その分屋根が重くなり、耐震性において不利となるケースもあります。
そのため、屋根の状況や家の構造によっては施工できない場合があります。

■葺き替え
既にある屋根材をはがし、新たに新品の屋根材を取り付ける工事です。
既存の屋根材をはがすことで、屋根裏部分等の劣化状況を確認し、同時に補修を行うこともできます
カバー工法が行えないときや、屋根裏も同時に修繕したい時などに行いますが、他の方法に比べ大規模な工事が必要となります。

知りたい!(2)スレート屋根の塗装工事に適している屋根の状態

このように、施工方法によって特徴や注意点が異なりますので、状況に応じて使い分ける必要があります。

ですが、協会に寄せらるお声のほとんどが「2社から見積もりを取ったら、塗装の見積もりと葺き替え(やカバー工法)の見積が上がってきて、どっちが良いのか判断できない」といった内容です。

先程もお伝えしたように、塗装工事は他の施工方法と比較するとコストがかかりにくい工事ですから、金額に大きな開きがあります。
そのためほとんどの方が最初は「塗装工事にしたい」とおしゃっていますが、反面「本当にそれで大丈夫なんだろうか」とご不安な様子でいらっしゃいます。

では、どのようにして塗装工事が最適かどうかを見極めると良いのでしょうか。

塗装には、推奨されるケースとそうでないケースがあります。

●塗装が推奨されるケース

・築10年程度である
・築20年程度で、10年に1度の塗り替えを行っていて、且つ劣化が軽度である

●塗装が推奨されないケース

・築20年以上で今まで何もしていない
・築20年以上で既に2回塗装を行っている(今回が3回目以降である)

このように、築年数や工事歴によって大きく左右されてくるのです。

※ただし、アスベストの含有状況や屋根の劣化状況などによっても変わってきますので、一概には全てが上記に当てはまるものではありません。

知りたい!(3)スレート屋根の塗装工事のベストタイミング

通常、スレート屋根のメンテナンスは10~15年で行います。ですが、これはあくまで目安とお考えください。
「何かトラブルなどが起こったら」行うのではなく、ある程度の兆候が見られた段階で行うことが大切です。

まずは以下の項目をチェックすることである程度メンテナンスが必要かどうかが判断できるとされています。

□塗料のつやがなくなっていないか?
□塗装をしたときより、色が薄くなっていないか?
□コケやカビが繁殖して、緑や赤色に変色していないか?
□汚れがひどくなっていないか?
□塗料が剥がれて下地が見えていないか?
□亀裂などは入っていないか?
□粉を吹いていないか?

これらのうちどれからが当てはまる場合、メンテナンスが必要な状況である可能性が高いといえます。
※程度がひどい場合は、塗装によるメンテナンスだけではなく、他の施工方法についても検討した方が良い場合もあります。

知りたい!(4)スレート屋根の塗装工事の価格帯

「施工費用が安い」と言われたけど、実際どれくらいの価格なんですか? とご質問をいただくことがあります。
これは、どの塗料を使うかによって大きく異なります。

【一例】
・アクリル塗料…参考価格 約1,400~1,800円/㎡
・ウレタン塗料…参考価格 約1,600~2,200円/㎡
・シリコン塗料…参考価格 2,300~3,000円/㎡
・フッ素塗料…参考価格 3,500~5,000円/㎡

※参考価格はあくまで概算のため金額を保証するものではありません

※各塗料の特徴について、詳しくはこちらをご参考下さい →塗料のことを知る

知りたい!(5)スレート屋根の塗装工事とアスベストとの関係

2004年以前のスレート屋根にはアスベストが含まれていることがあります。
塗装工事には高圧洗浄の工程があるのですが、この際にアスベストが飛散する可能性がありますので、事前にアスベストを含んでいないか確認するようにしましょう。
※万一アスベストを含んでいた場合は、塗料や施工方法について見直した方が良いケースもあります。

知りたい!(6)スレート屋根の塗装工事の作業工程

塗装工事は、一般的に以下の工程で行います。

1.足場の架設:近隣への挨拶も行います。
2.高圧洗浄:洗浄を行います。
3.下地処理:欠けた部分の修繕などを行います、下地処理はかなり重要な工程です。
4.下塗り:専門の塗料シーラーを使います。
5.中塗り:上塗りと同じ塗料を使います。
6.上塗り:3回目の塗料を塗ります。
7.縁切り:塗装で屋根同士がくっついたりするため、切り取りを行います。
8.仕上がり点検:問題がないかのチェックを行います。
9.足場の撤去:足場の撤去と清掃を行います。

知りたい!(7)スレート屋根の塗装に関する相談方法

まずはご自分でメーカーのサイトなどから塗料に関する情報を集めるのも1つの方法ではあります。
ただし、専門性が高いため正直すべてを理解するのは非常に困難です。

ですから、いつも施工を頼んでいる信頼できる工務店さんなどがある場合はご相談をされてみても良いと思います。
もしもすぐに声をかける先が見つからなかったり、相談だけでは申し訳ないと感じてしまう方であれば、ぜひお気軽に当協会をご利用ください。

塗装工事で使われる代表的な塗料

シリコン系塗料

シリコン製樹脂でできた非常に導入数の多い定番の塗料です。
「水性1液型」「油性1液型・2液型」といった種類に分類されています(1液の方が扱いやすく、2液の方が耐久性が高い)。

耐用年数10年前後という長い耐久性があると言われている割にはリーズナブルなものが多いのが特徴です。撥水性・耐熱性に優れ、紫外線にも強い塗料です。

一方で、耐用年数を超えても放置していると塗膜が硬くなり、ひび割れなどの現象が起こりやすくなってしまったり、メンテナンスなどで重ね塗りをすると密着度が保てないという特徴もあります。

フッ素系塗料

非常に耐久性が高く高価な塗料ですが、紫外線をもろに浴びる屋根の塗料として扱う場合の耐用年数は期待ほど長くはないと感じる方もいます(15年程度)。

外壁とのメンテナンス時期を揃える目的で、屋根の塗料をフッ素系、外壁をシリコン系にする提案をしている業者もあります。

アクリル系塗料、ウレタン塗料

耐用年数は5年前後と非常に短いため、最近ではあまり使われることはありません。

遮熱・断熱塗料

他にも人気なのが、遮熱性や断熱性を高めるための顔料が入った塗料です。

具体的には、GAINA(ガイナ(日進産業)、スーパーシャネツサーモF(アステックペイント)、サーモアイ4F(日本ペイント)、などの塗料が広く利用されています。

※塗料について、詳しくはこちらもご参考下さい → 塗料のことを知る

【番外編】スレート材以外にも塗装工事が行える屋根材

スレート材以外にも、塗装工事を行うことが多い屋根材もご紹介しておきます。

金属屋根

ガルバリウム鋼板屋根、トタン屋根、ステンレス屋根、銅屋根、チタン屋根などは金属屋根と言われます。

金属屋根は軽量で丈夫でありながら安価なものが多く、根強い人気のある屋根材です。

しかし反面、金属であるがために雨風の影響によって錆(サビ)が発生しやすいという特徴もあります。

そのため、10年以内に塗り替えを行うことが一般的です。

セメント瓦屋根

ひとことで「瓦屋根」といっても、いくつか種類があります。
代表的なのは陶器瓦と言われる瓦ですが、こちらは水の浸透などの不安がないため塗装工事の必要はありません。

対して塗装工事が必要な瓦材の代表がセメントです。
セメント瓦は陶器瓦よりも軽いことで人気ですが、塗料を塗ることが前提の瓦です。

7~8年を目安に塗り替えを行わなければ、苔の発生や汚れの付着などの弊害が起こってくる可能性があるため要注意です。

お気軽にご相談ください

日本住宅工事管理協会では第三者機関という特性を活かし、客観的な立場で皆様の工事をサポートさせていただいております。
業者の紹介も受けておりますので、困ったことがありましたらどうぞお気軽にご連絡ください。

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