地震や台風に負けない!「落ちにくい瓦」の取付工事

2016.03.01

瓦には「落ちやすい工法」と「落ちにくい工法」がある

瓦には「落ちやすい取り付け方」と「落ちにくい取り付け方」があることをご存知でしょうか。

そもそも、瓦はどうやって屋根にのっているのか不思議に思いませんか?
今回は、「瓦が落ちてくるかも」そんな皆さんの不安に役立つ、瓦の取付方法に関するお話しです。

土にのっているだけ:土葺き

まずは「土葺き」という昔ながらの工法について。
この工法で取り付けられた瓦の下には、土がたくさん敷き詰められています。これを葺き土と呼びます。

土葺きの瓦は、この葺き土にくっつくようにのっています。
釘などで固定しているわけではないので、地震や台風で落下する可能性があります。

では、土葺きは全く駄目かというとそういうわけでもありません。

昔の日本は、建物自体の耐震性が今ほど高くはありませんでした。
そんな昔の日本家屋において、地震が起こるとどうなるでしょうか。

重たい瓦屋根がしっかりと屋根にのったままだと、倒壊する恐れがでてきます。
ですから、あえて瓦を落下しやすいような固定方法にすることで地震に耐えられるようにしたと言われています。
そのため、耐震性の観点においてはと一概に駄目だというわけではないようです。

釘で固定する:引掛け桟瓦葺き

こちらは瓦が落下しにくい工法です。しかも軽いといわれています。
なぜ落ちにくく且つ軽いのかというと、釘で固定するからで、しかも土を敷き詰める必要もないからです。

固定の仕方は意外にシンプル。
平行に間隔をあけて、屋根上に木材(横桟木)を並べ、施工します。
その木材に、瓦の裏にあるツメ部分を引掛け、更に釘を打つのです。

引掛け桟瓦葺きでも絶対に落ちないわけではない

でも、必ず落ちないとは言えません。
なぜなら、旧工法と新工法があり、旧工法の場合は全ての瓦に釘が打たれているわけではなく、中には釘が打たれていない瓦もあるためです。

もちろん、葺き土がないわけですから、何かに引っかかっていなければいけません。全ての瓦は横桟木に引っ掛けられて固定されている状態です。
ですから普通にしていればほぼ落ちてはきません。

ただし、釘が打たれていない瓦がある以上、持ち上げて外すことも可能です。
ですから、引掛け桟瓦葺きだからといって過信しすぎない方が良いかもしれません。

実は、今はもっと落ちにくい固定の仕方がある

「えー、結局落ちちゃうの?」
と不安になってしまったかと思いますが、まだ「新工法」についてご紹介できていません。

新工法では、全ての瓦に釘を打ちます。
そう簡単には外れません。

最新の工法を取り入れることでより安心して瓦をのせることができますよ。

釘+αの安心!防災瓦

中でも安心なのが防災瓦と呼ばれるものです。
この瓦は、新工法のように全ての瓦を釘で止めるのは当然のこと、更に他の箇所も瓦の重なりによって抑えることができるタイプの瓦です。

瓦同士の噛み合いによって、地震や台風などの災害に対して強度を発揮してくれます。

軽量瓦もあります(ガルバリウム鋼板)

ガルバリウム鋼板という、メッキ鋼板を利用した瓦もあります。
金属でできた瓦ですので、非常に軽量でありながら、ガルバリウムはサビに強く日本瓦と同じくらいの耐用年数があるといわれる強度もあります。

ぱっと見で工法は分からない?

どのタイプの瓦でも、外見だけでぱっと工法を見分けることは困難です。

「自分の家はどうなっているか」を知りたい方は、専門家に依頼するなどして調べてみるのも良いかもしれません。
今後のメンテナンスの計画などに役立つかもしれませんよ。

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