ちょっとの積雪でも重要!雪止めについて

2015.09.30

雪国でなくても、雪止めが必要!?


「自宅は雪国ではないから大丈夫」とお考えの方も多いと思いますが、実は豪雪地帯ではあまり雪止めが付けられていません。
近年、首都圏などで記録的な積雪を記録するような降り方をすることが増えましたが、こういった降雪を経験した地域の方は、雪止めの導入を検討した方が良い と言われています。
今回は、この「雪止め」についてご紹介したいと思います。

雪止めの役割

屋根に積もった雪は、次第に融け出して滑り落ちてしまいます。雪止めには、これを防ぐ役割があります。

「そもそも雪が滑り落ちたらどうしてダメなの?」という疑問を抱かれる方もいるかもしれません。屋根から落雪してしまった場合には、次のようなリスクが考 えられます。

●人への被害
雪は想像以上に重たいものです。この雪が屋根から落下し、生き埋めになって亡くなった方もいます。
●燐家への被害
燐家の敷地へ雪が流れ込み、建物や車、植木などに被害を及ぼしてしまうことがあります。
●軒先下の周辺設備が破損
第三者だけではなく、自分の家の設備が壊れてしまう可能性がります。雨どいが破損したり外れてしまうなどの被害も少なくはありませんし、カーポートなどに 重たい雪の塊が落下すると、カーポートの屋根が壊れ、その下の車にまで被害が及んでしまう可能性があります。

特に、他人へ損害を与えてしまった場合は民法717条により、損害に対する責任が発生する可能性がありますので、少しでも雪が降ったことのある地域の方は 雪止めの導入を検討した方が良いでしょう。

雪止めの種類

雪止めには様々な種類があります、代表的な雪止めについてご説明します。

●扇型雪止め… スレートとスレートの隙間に入れて固定するタイプ
●雪止め瓦…瓦 そのものが雪止めの形状をしている、瓦屋根用の雪止めです。既存の瓦を抜いて差し換えます。
●瓦用雪止め… 取付位置の瓦をはがし、ビスで固定します。瓦本体を浮かして雪止めを滑りこまして設置できるタイプのものなら、瓦を剥がさずに設置できます。
●羽根付雪止め… 桟木に羽根付の雪止めを取り付けます。
●アングルタイプ… 長い棒で雪を止めます。多くの雪を止めることが可能です。羽根付雪止めでは落雪を止めきれない場合などに採用されています。
●落雪ストップ雪止め… 太陽光発電を行っている場合に使われる雪止め。パネルからの落雪を防ぎます。

雪止めを付ける必要がある地域って?

実は、豪雪地帯では雪止めを設置している家はほとんどありません。
これは、雪止めを設置することで屋根に大量の雪が溜まり、かえって住宅への荷重が増えてしまう恐れがあるためです。また、雪かきの際に雪止めが邪魔になっ てしまうという声もあります。

では、どういった地域で必要なのでしょうか。
基本的に、雪が積もったことのある地域では取り付けた方が良いと言われています。先程も述べたように、落雪による事故は非常に恐ろしいものです。人命にも 関わりますので「たまにしか降らないから大丈夫」とあなどらず、雪止めの導入を検討してください。

後からでも取り付け可能です

雪止めは後からでも取り付けることが出来ます。
ただし、屋根の形状などによっては足場を組む必要があるケースもありますので、できるだけ新築時に雪止めを取り付けておくのが理想です。

雪止めの価格

取り付ける雪止めの種類や、屋根の形状・勾配、周辺の環境などによって異なりますが、一般的な住宅での工事の場合、工事費を入れて6万円~50万円程度で 設置されるケースが多いです。
※価格は参考程度とお考えください。

なかなか工事をしてもらえない理由

雪止めの設置は比較的簡単な工事とも言われていますが、施工会社からするとあまり儲からない工事でもあるため、雪止めの設置単独での工事を引き受けたがら ない場合もあります。

ですが、これまで述べてきたように雪止めは非常に大切です。ここにつけ込んで、雪止め設置以外の本来必要のない工事まで無理に進めてくるような悪徳業者も ありますので注意が必要です。
もちろん、優良な業者に依頼すれば取付に応じてもらえますのでご安心ください。

でも、自分でつけるのは危険です!

工事に応じてもらえず、自分で設置するという選択をする方もいますが、やはり非常に危険です。人命を守るために取り付ける工事ですが、あなた自身の命も大 切にすることを忘れてはいけません。
また、慣れない人が工事を行うと、取付が甘く、雪止めの金具ごと落雪してしまうなどの危険性もあります。

雪止めを設置した場合の注意点

命や建物などを守る雪止めですが、注意すべき点もありますのでご紹介します。

●屋根が重くなってしまう
雪の重量で屋根や建物への負担が大きくなります。
●結露が発生しやすくなる
屋根に雪が積もり冷えているのに対し、室内は暖かいため、結露が生じます。これにより木材が傷む可能性があります。
●サビやすい材質の物もある
金具の雪止めが錆びて、屋根にサビが移ることがあります。また、錆びてしまった金具をそのままにしていると落下につながる危険性があります。

ご相談はお気軽に

これから寒い冬に向かっていきます。雪が積もってしまってから工事をすることは難しいため、検討している方は早めに動くことをおすすめします。

日本住宅工事管理協会は、住宅の工事に関する第三者機関です。皆様のお悩みを伺い、必要な場合は当協会の会員業者のご紹介も行っております。
「自分の家にも雪止めは必要?」「メンテナンスの際に設置を進められたけど…」「取付を断られたけど、頼める業者はない?」など、疑問や不安をお持ちの方 は、お気軽に日本住宅工事管理協会へご相談ください。


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