屋根工事のトラブル(後編:工事直後~経年後のトラブル)

2015.09.01

工事が終わってからもトラブルが!?

前回のコラム「屋根工事のトラブル(前編:工事中のトラブル)」では主にご近所の型とのトラブル事例をご紹介しましたが、続く後編では、工事が終わった後に起こるトラブルについて。こちらは、主に施主様と業者の間でのトラブルが多いようです。

せっかく近隣の方など多方面に配慮をして工事を行っても、終わってみたら意外なところでトラブルになることがあります。

工事直後のトラブル

工事が終わったタイミングがトラブルの第二関門とも言えます。工事直後には色合いなどのイメージに関するトラブルや、費用面などでの誤算などが起こっています。

あれ? イメージとちょっと違うような……

屋根のカラー見本などを見ながら綿密に計画をしたはずなのに、実際仕上がってみるとイメージと違うということはよくあることです。

カラー見本はふつう、とても小さな一角です。人間の目は面積によって色の見え方が違ってしまうものです。分かりやすく言うと、小さな一片よりも、大きな面積の方が、色が薄く明るく見えてしまう傾向があります。

施工会社側は、こういった説明を事前に行うべきなのですが、日々複数の案件を担当しているうちに怠ってしまったり、「施主様がこの色と言ったから」と何でも施主側の言いなりになって重要な説明をしない業者もあります。

悪質な訪問販売に注意!

「無料点検しますよ」「今ならモデル工事枠が空いているので半額にします」「火災保険を使ってしまいましょ!」などという訪問販売の営業トークにのって契約を急いでしまった場合、工事後に失敗に気が付くことになります。実際は一般的な料金の倍以上の見積もりを出して、そこから半額にしていたり、火災保険が適用されなかったりと言ったトラブルが多発しています。

工事後しばらく経過してからのトラブル事例

施主様にとってやっかいなのは、屋根工事は終了後すぐにはその欠陥が分かりにくいという点です。屋根の修繕方法には「塗装」「葺き替え」「カバー工法」が代表的ですが、基本的にどの施工方法をとった場合であっても仕上がりは美しく、施主様の多くは満足されています。

しかし、トラブルの種は既に潜んでいるのです。工事後1年以上経ってから雨漏り、めくれ・剥がれなどが起こり、業者によっては保証にも応じてくれないケースなどがあります。

塗装だけで本当に大丈夫? 突然、雨漏りが!

塗装工事は工期も短く、費用も安いため、業者側もすすめやすい工法ではあります。ですが、注意をしないとしばらく経ってからトラブルが発生します。

その多くが雨漏りです。こちらのコラムでも何度かお伝えしているように雨漏りは見えないところで進行していることがほとんどです。ですから、塗装工事で表面だけきれいに仕上げたところで、実はその裏側で起こっている雨漏りの原因は放置されているわけですから、後々雨は室内へ侵入してきてしまいます。

業者が事前にしっかりと調査をして雨漏りの兆候を見抜いていたら、塗装ではなく葺き替えなど有効な施工方法を提案できたはずです。いくた工事費用が安い施工を行ったとしても、雨漏りが起こってしまっては結果的に再び工事が必要ですし、二度目の工事に関しては建物の劣化が進んでいて更に費用がかさむ可能性もあります。

屋根がめくれてしまった!?

施工後1年ほどして屋根を見てみると……。なんと屋根がめくれていた、といった事例です。これは、下地処理が甘く、スレートの塗料などがしっかり付着していない場合などに起こります。

保証が下りない!? 施工ミスではないの?

明らかに業者のミスであっても認めず、保証に応じてもらえないといったトラブルがあります。普通の業者は保証がついています。ですが、大切なのはその内容です。ひどい業者の場合、保証を行う必要がないような内容になっている場合があります。

工事後のトラブルを防ぐには

何よりも大切なのは信頼できる施工会社に依頼することです。優良な企業であれば保証もしっかりしていますし、専門性や技術の高い業者であれば判断ミスや施工ミスといったトラブルも未然に防ぐことが可能ですし、事前にしっかりと関係性を気付けていれば工事直後のイメージ違いもある程度は解消できます。

また、悪徳商法に引っかからないためにも、複数の業者から見積もりを取り、相場を知ることが大切です。

屋根でお困りの方はご相談ください

二回に亘ってお届けしてきた屋根トラブル事例。いかがだったでしょうか。

住宅という大きな単位からみるとほんの一部に過ぎない屋根ではありますが、雨風を防いでくれる、非常に大事な部分です。いくら簡単な施工方法を選んだといっても、やはご近所に影響する大がかりな工事になることは間違いありません。また、軽く見ていると後から雨漏りなど思いがけないトラブルを呼んでしまうことにもなりかねません。

私たちは第三者機関ですので、中立の立場からアドバイスをすることが可能ですし、必要な方には当協会の会員である施工会社をご紹介することが可能です。これから屋根工事をお考えの方や、既になんらかのトラブルでお困りの方、一度日本住宅工事管理協会へご相談ください。

●こちらもご覧ください
>>屋根工事のトラブル(前編:工事中のトラブル)

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