屋根リフォームの前に知っておきたい、アスベスト対策

2015.08.11

10年以上前の屋根にはアスベストを含んでいる可能性が

2004年以前のスレート屋根にはアスベストが含まれていることが多いことをご存知でしょうか。実は、当協会にもスレート屋根の修繕時期を迎えた方からの「アスベストが含まれていると聞いたんですけど…」と不安を抱かれてのご相談が増えています。今回は、アスベストを含んだスレート屋根とその対策について、お伝えします。

スレート屋根とアスベストの歴史

現在でも人気の高いスレート屋根は1900年頃に開発され、日本では1960年代に石綿(アスベスト)とセメントをミックスした石綿スレートが広く普及しました。しかし、アスベストの健康被害が注目され始め、1993年には含有率を5%以下にすることが定められ、2004年には使用が禁止となりました。したがって、おおよそ10年前以上前に建てられたご自宅の場合、アスベストを含んだスレート屋根が採用されている可能性があるのです。※2004年以降の屋根にはアスベストは利用されておりません。

スレート屋根のメンテナンスと寿命

通常、スレート屋根は10~15年程度で塗装をし直すのが良いとされています。塗装などのメンテナンスを行った場合であっても、25~30年で寿命を迎えるといわれています。このメンテナンス時期や寿命を迎えた時に、アスベストの問題に気が付かれる方が多いようです。「そろそろ我が家の屋根も葺き替えの時期かな?」と価格などを調べ始めたタイミングで「え、この頃に建てられた屋根にはアスベストが含まれているの?」となるわけです。

アスベストが含まれていた場合のメンテナンス方法

スレート屋根には通常、[塗装][葺き替え][カバー工法(重ね葺き)]の3つのメンテナンス方法があります。それぞれの場合のアスベストとの関係を見ていきます。

●塗装
アスベストを含んだ既存のスレートをはがす必要はないものの、塗装時には高圧洗浄を行いますので、この際にアスベストが基準値を超えて飛散してしまう可能性がありますので、対策のための費用がかかる可能性があります。

●葺き替え
既存の屋根材を全てはがしますので、多量のアスベストが飛散されるといわれています。工事をされる方はもちろん、周囲の方々へも影響が及んでしまう懸念がありますので、工事の際には特別な処理・処分などが必要となり、かなりの費用を覚悟する必要があります。

●カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根はそのままに、上に新品の屋根材を設置する方法です。アスベストを含んだ屋根の撤去にかかる費用は高額となる可能性がありますので、その分の費用を抑えることが可能です。ただし、既存の屋根をはがさないため屋根裏部分の修繕が行えませんし、新しい屋根材が乗るわけですから、当然重量は重くなります。そのため、耐震性において不利となる可能性があることも念頭に入れた方がよさそうです。

何もしなくても飛散する可能性はあります

工事をするとお金がかかりそうだし、何もしない方がかえって良いのではとお考えの方もいるのですが、そうでもありません。新築から数年間は表面のコーティングがアスベストの飛散を抑えてくれていますが、次第に紫外線や雨風の影響で劣化し、徐々にアスベストが周囲へと飛んでいく可能性があるのです。

不安な方は日本住宅工事管理協会へご相談を

こうなるといよいよ八方塞がりのようにも感じられると思いますが、ご不安な方はお気軽にご相談ください。まずは専門家がしっかりとお話しを伺い、解決に向けた案がないか、一緒に考えさせていただきます。もちろん、アスベストを含んだ屋根のメンテナンス工事を行うのに適した施工会社などのご紹介もさせていただきますよ。

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