屋根工事を行う前に知っておきたいカバー工法について

2014.09.10

カバー工法は近年施工件数が増えている屋根工事の法です

スレート屋根の工事は大きく3つに分かれており、カバー工法はその中のひとつになります。

お問い合わせ メール問い合わせ

スレート屋根の代表的な3つの工事

①葺き替え工事
②カバー工法
③塗装

カバー工法の特徴はコストが安く、耐用年数が長く、断熱や遮熱、防音効果がある点が強みとされています。

カバー工法の基本


参照:http://e-mima.net/works/w_wallpaint/yanefukikae.html

カバー工法とは既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根を設置する工法です。

大きな特徴は下記の3点です

①既存の屋根材を撤去する必要がないため、撤去費用を節約することができます。
②既存の屋根材の上に施工を行うため、既存の屋根材が断熱、防音材の代わりを行ってくれる。
③工期が短くてすむ

※築10年以上の建物のスレート屋根の場合、多くの屋根材にアスベストが使用されていますのでアスベスト処理に費用がかかります

カバー工法のお話をさせていただく方が一番気にするのは屋根の重量です。
カバー工法は既存の屋根の上にもう1枚屋根を設置することになりますので、屋根の重量が単純に2倍になります。
※軽量の屋根材などもありますので必ずしも倍になるわけではありません

そのため、家の強度が十分にない場合、カバー工法による屋根の工事ができない場合があります。

カバー工法の特徴

先に記載したように重量も気にしなければいけない点の一つですが、ほかにも野地(コンパネ)の状態もよく確認した上で施工を行う必要があります。

野地板の痛み具合によって取るべき工事の方法が変わります。

野地板(コンパネ)が傷んでいない場合、既存の屋根材の上に防水シート、ルーフィングを施工し、新しい屋根材を施工します。
野地板が傷んでいる場合、新たに野地板(コンパネ)を施工、防水シート、ルーフィング、屋根材と施工を行う必要があります。

カバー工法で使う屋根材は特に決まっておらず、予算に合わせて決めることができます。
カバー工法のメリットでもある、既存の屋根材が防音や断熱の効果を発揮してくれるので、高性能の屋根材を使う機会は少ないと思います。

カバー工法の見積もりを取る際には複数の屋根材での見積もりを取り、それぞれのポイントを確認して、比較するのがよいと思います。

カバー工法の費用に関して

屋根工事は現場を見ないと詳細な費用はわかりかねるのであくまでざっくりとした金額となりますが、カバー工法の場合、平均8,000円程度といわれています。

ガルバリウムなどの安い屋根材を使えば6,000円程度で施工も可能です。(野地板の設置を行わない場合)
※上記金額は足場の費用は含んでいません。

ざっくりとですが費用内訳は下記のとおりです

コンパネ 1,800/㎡
防水シート 500/㎡
屋根材 スレート屋根 6,000/㎡
足場 800/㎡

足場を入れると9,000円程度ですね。
地域によって職人さんの費用が異なりますので一概には言えませんが、大体の金額として確認していただければと思います。

カバー工法の撤去に関して

カバー工法の耐久年数は屋根材にもよりますが20~25年程度です。
※メンテナンス間隔は約10年程度

先ほど特徴として撤去の必要がないと記載しましたが、撤去はいずれ行う必要があります。
カバー工法で施工を行った場合、2重になっている屋根材をいずれ処分しないといけないことを認識してください。

3重、4重とカバー工法を行っている施工例はあまり聞きませんので、2回目の屋根工事のタイミングではカバー工法という選択肢は使えない可能性がありますのでご注意ください。

太陽光発電を行う際の注意事項

最近は太陽光発電の設置に伴って、屋根のカバー工法を行う方が増えています。
太陽光発電の架台によって一概に言えませんがコンパネに穴を開ける架台の場合、通常使用する9mmのコンパネでは耐久力に問題が出る可能性があります。

太陽光の設置を行う場合、12mmのコンパネを使うことをお勧めします。
※最近はコンパネに穴を開けないタイプの架台も出てきているので一概にはいえません

カバー工法のタイミングについて

カバー工法のタイミングは葺き替え工事と大きく変わりません、目安としては築20年です。
塗装などのメンテナンスを一度も行っていない場合、もう少し早いタイミングで検討をしたほうが良いこともあります。

屋根の状況によってはもっと後でも問題がない場合があります。

的確なタイミングでカバー工法を行うにはどうすればいいのか?
それは、屋根の専門家に見てもらうことが一番です。

屋根は通常見ることが困難であることに加えて、見ても悪くなっているところがほとんどわかりません。

屋根の仕事を行っている職人さんでも熟練度や経験が少なければ屋根の正確な診断はできないといわれています。

日本住宅工事管理協会では屋根に不安があるお宅のチェックを無償にて行っております。
築年数が20年以上で今まであまり屋根を気にかけてこなかった方はこれを機会に一度ご自宅の屋根のチェックをされてはいかがでしょうか?

当協会がしっかりと工事のサポートをさせていただきます。

» コラム一覧に戻る

  • 屋根工事・業者選びに関するご質問はこちら
  • 屋根の専門担当が無料チェックいたします!
  • 屋根に関するご相談はこちら
  • 雨漏りの注意
  • 仕事を手伝って頂ける業者様を大募集
  • 屋根に関するご相談メールの方はこちら
  • お見積りのチェックをご希望の方はこちら
  • 屋根工事の相場
  • 日本住宅工事管理協会は何をしてくれるところなの