耐震・制震・免震の違い、耐震基準、地盤…強い住宅づくりに大切な事

2017.05.26

耐震・制震・免震の違い、耐震基準、地盤…強い住宅づくりに大切な事

地震対策について、最近はハウスメーカーなどに任せっきりにする方は減ってきたように感じます。
必ずしも信頼できる業者ばかりではありませんから、施主様自らが積極的に勉強をしておくことは非常に大切な事ですよね。


そこで今回は

「耐震構造の種類(耐震・制震・免震)の違いは?」
「耐震基準とは?」

といった疑問にお答えします。

<この記事の内容>
●耐震基準の種類(耐震・制震・免震の違い)
●旧耐震基準、新耐震基準って?耐震基準の歴史
●耐震等級で耐震性を確認
●その土地、地盤はどう?地盤を知る方法
●本当に瓦屋根は地震に弱いのか
●旧耐震基準で瓦屋根の方は対策が必要かも

耐震基準の種類(耐震・制震・免震の違い)

耐震には大きく分けて次の3種類があります。

●耐震:揺れに耐える
●免震:揺れを受け流す
●制震:揺れを吸収する

タワーマンションなどでは「耐震」に加えて揺れを軽減してくれる「免震」や「制震」が採用されているケースが目立ちます。
導入・メンテナンスなどのコスト面では、免震構造が最も高いと言われています。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

耐震:揺れに耐える

壁、柱、梁などを頑丈にして倒壊などを防ぐ構造です。
地震のエネルギーは直接建物に伝わります。

揺れそのものを弱くするわけではありませんので、
家具などの転倒リスクは軽減できません。

また、マンションなどの場合は上階であるほど揺れが大きくなります。

制震:揺れを受け流す

ダンパーなど、建物内の装置で揺れを吸収する構造です。
上層階の揺れも軽減されます。
強風などによる揺れも軽減してくれます。

免震:揺れを受け流す

建物と基礎の間に設置した装置によって、揺れを受け流します。
建物が直接基礎に固定されないことで、揺れを受け流すことができます。

建物を水平に保つために自らを揺れやすくした構造で、
激しい揺れをゆっくりとした平行の揺れに変えてくれます。
その構造ゆえに、風によって揺れてしまうという特徴もあります。

耐震基準、新耐震基準って?耐震基準の歴史

耐震基準は建築基準法によって定められています。
制定されたのは1950年で、その後大きな地震の後に大幅な改正がなされてきました。

大きな改正があったのが1981年6月、1978年の宮城県沖地震をきっかけにしたものです。
このとき以前の耐震基準を旧耐震基準と呼び、これ以降を新耐震基準と呼ぶようになりました。

新耐震基準では

・震度5強程度の中規模地震でほとんど損傷しないこと
・震度6強以上の地震で倒壊・崩壊しないこと

などが要求されています。

また、阪神淡路大震災を受け、
2000年には一戸建てに対して新築の場合は地盤調査の義務化するなどの改正がなされています。

耐震等級で耐震性を確認

耐震のレベルは、住宅性能表示制度によって確認することができます。

この制度では、国の定める基準に沿って建物に1~3の耐震等級が決められます。
最高レベルは耐震等級3ですが、等級1であれば建築基準法に相当しています。

その土地、地盤はどう?地盤を知る方法

このように、建物の構造そのものが地震の揺れに対して与える影響はとても強いのですが、
実は大前提として重要なのは、地盤や基礎です。

何よりも注意したいのが地盤です。
地盤の上に、基礎があり、その上に建物が建つわけですから、
まずは地盤調査をこなうようにしましょう。
そして、地盤に合わせた基礎を組むようにしなければなりません。

これから家を建てようとお考えの方、現在お住まいのエリアの地盤を知りたい方は、
地盤にあった基礎を組んだり、耐震補強工事を行うなどしてください。

町名まで絞って地盤の状態を確認出来るサイトがありますので、ご紹介しておきます。

『大地震対策.info
http://dai-jisin-taisaku.info/yosoku/

『災害大国 揺れやすい地盤
PC版 http://www.asahi.com/special/saigai_jiban/
スマホ版 http://www.asahi.com/sp/special/saigai_jiban/

本当に瓦屋根は地震に弱いのか

「瓦屋根は重たいから地震に弱い」という話しを聞いたことがあるでしょうか。
結論を言うと、瓦屋根そのものが自身に弱いわけではありません。

先程もお伝えしたように、耐震基準は1981年に大きく変わっています。
古い住宅の多くは瓦屋根を採用しています。
そのため、旧耐震基準の住宅に重たい瓦が載せられている状態になっています。
頭が重いわけですから、先の大地震の時などは瓦屋根を採用している古い家屋が倒壊してしまったケースが目立ったのです。

つまり、瓦そのものに問題があるわけではなく、
住宅の構造に問題があると考えられています。

旧耐震基準で瓦屋根の方は対策が必要かも

もちろん旧耐震基準で建てられた住宅の場合、
瓦屋根を見直すなど耐震補強工事などを積極的に行った方が良いかもしれません。

地震への備えとして挙げられるのが『防災瓦』と呼ばれる飛散しにくい瓦ですが、重量の問題は残ります。
そこで検討したいのが『ガルバリウム鋼板』という金属系の屋根材です。

ガルバリウムは、金属性であるため非常に軽いのが特徴です。
しかも、金属でありながら優れた耐久性を誇り、瓦の寿命に引けを取りません。

何よりも加工がしやすいため”瓦風”のデザインを採用することも可能で、
「瓦の趣を残しながら軽量の屋根材にしたい」という方に人気です。

ご相談はお気軽に日本住宅工事管理協会へ

「耐震補強工事をしたい」「耐震性が不安なので屋根材を見直したい」
など住宅に関するお悩みをお持ちの方は、当協会へご相談ください。

日本住宅工事管理協会では、住宅工事のあらゆるご相談をうけたまわっております。
全国に多数の会員業者を抱えておりますので、ご相談内容に応じた優良業者のご紹介を行うことが可能です。
当協会の会員業者は、協会の定める厳しい基準をクリアした「指定優良業者」ですので、安心してお任せいただけますよ。

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