見積り用語集|ガルバリウム取付工事編-気になる相場など-

2016.08.10

工事見積もりで知っておいてほしいこと

見積項目というのは各業者により作業内容に差異があることが多く、項目名だけでは内容や費用が
妥当なのか判断できかねる場合があります。そのため、複数社からの見積りを比較しようとしても純粋に価格の比較にならない事も多々あります。

このページでは屋根工事の見積り項目にでてくる「ガルバリウム取付工事」についてご説明させて頂きます。当協会にて一般的に考えられている内容を元に項目の定義を行っておりますが、全ての業者に適応するものではございませんのであらかじめご了承下さい。

項目や内容に関して疑問等がございましたらお気軽にご連絡下さい。

ガルバリウム取付工事とは

ガルバリウム取付工事は、「新しくガルバリウムの屋根材を葺く」工事です。
他には、「鋼板取付」「ガルバ葺き」「屋根本体工事+製品名」などといったりします。

ガルバニウム取付工事

出典:麻生区のリフォーム工房 アントレ リフォームブログ
(http://entreznow.exblog.jp/tags/%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%B1%8B%E6%A0%B9%E6%9D%90/)

ガルバリウム取付の見積りが入る工事内容

ガルバリウム取付は、下記の屋根工事を行う際にでてくる項目です。

①屋根のカバー工法
②屋根の葺き替え工法

前者は既存の屋根材がスレート、アスファルトシングル、トタンの場合に適応されます。
後者は既存の屋根材を撤去するため、複雑な形状の屋根でなければ適用されます。

ガルバリウム取付工事の相場について

価格相場としては、平米単価5,800円から9,000円程度となります。
上記金額は屋根材+施工費を合わせた金額ですが、この大きな価格差は、
ガルバリウム鋼板の製品によって変動しています。
また、製品単価と取付工事の施工費用単価を別々で記している業者もいます。

【例1】ガルバリウム取付工事 7,780円/㎡
【例2】ガルバリウム本体 4,280円/㎡ + ガルバリウム施工費 3,500円/㎡

ガルバリウム取付工事の際に気を付けること

ガルバリウム鋼板に葺き替える場合、製品上断熱性や防音性が低いという弱点があります。
この弱点を補うためには、断熱材や防音材が必要になりますが、この費用が見積り項目に
含まれているか確認しなければいけません。

製品によっては断熱材が備わっているものもありますが、厚みが10mm程度のものが多く、
機能を果たさない可能性もあります。
また、カバー工法の場合既存屋根の上に葺くことになるため遮音性が上がるかもしれないですが、
屋根に熱がこもらないように通気口等の配慮が必要になることがあります。

通気口の配慮

出典:ガルバリウム鋼板 | 古川都市建築計画 横浜市/建築設計事務所
(http://furukawa-arch.com/tag/%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E9%8B%BC%E6%9D%BF/)

前述のガルバリウム取付工事の相場でお話ししましたように、ガルバリウム製品によって
価格が大きく変動があるのは、機能性が大きく関わっていると言えます。

断熱材や防音材を備え付ける場合、新たに費用がかかることになりますし、
元々備わっていれば結果的に工事全体が安くなることもあります。

ガルバリウム製品を一概に高いもの、安いものと判断は出来ず、機能性や工事内容に合ったものを
業者とよく確認することが重要になってきます。

ガルバリウム鋼板材詳細は下記ページにて紹介しております。

yajirushi_c ガルバリウム鋼板のメーカーについて

ガルバリウム鋼板取付工事には含まれていないもの

ガルバリウム取付工事という項目には、屋根下地材設置費用や軒・棟等の板金処理が含まれていないことが多いです。

下地材というのは、ガルバリウム鋼板の下に設置する野地板、防水シート、垂木のことです。

屋根材紹介

出典:屋根の構造、葺き替え、工事の工程(http://oohlookshiny.org/)

板金処理とは、棟や軒の部分をガルバリウム又は同等の金属で綺麗に整形していくことをいいます。

家の構造

出典:LIXIL|住まいをご検討の方へ|リフォーム|リフォーム用語集|工法・構造|木造|破風板
(http://www.lixil.co.jp/reform/yougo/kouhou/mokuzou/33.htm)

これらは見積項目に別途記されていることが多いですが、ごくたまにひとくくりにされていることもあります。

板金処理は工事後に表から見える部分ですが、下地材はわたしたちには見えない部分です。
屋根の構造上とても大切な部分ですので、工事の必要性がないのか、現在の状態がどうなのか等、
見積項目になければ確認するべきです。

ガルバリウム取付工事の注意点

ガルバリウム取付工事の際に、下記のような点に注意しなければいけません。

既存屋根との厚みの差がある場合、雨樋工事等の付随工事をする可能性がある

ガルバリウム鋼板は薄くて軽いという特徴があるので、カバー工法によく用いられます。
ですが重ね葺きすることで屋根自体の高さが変わり、雨樋の高さも変わる可能性があります。
薄いのに高くなるのかという疑問がありますが、既存の屋根材の凹凸をカバーしたり、
軒先の処理にて高さが変わるということが理由です。
また、葺き替え工事では高さが低くなることもあります。

業者の中には屋根材の間に隙間をつくる等、後々トラブルになりえるような方法をとることも
ありますので、注意と確認が必要です。

雨樋が機能しなければ、雨の影響で外壁等にも大きなダメージをあたえます。
工事項目や必要性は十分に確認してください。

施工業者の技術力によるトラブルが多い

ガルバリウム鋼板の取付は、屋根業者にとって比較的新しい施工方法と言われています。

屋根材メーカーでは業者を対象に技術講習をしている会社も多く、講習を受けていない業者へは
屋根材を卸さないということも多いです。

また、金属の施工に強い建築板金の業者は技術力も高く、金属の屋根材を安く仕入れている傾向があるようです。板金処理の技術と、屋根工事の技術も培っており、建築板金業者への問い合わせが急増しております。

工事不良によるトラブルを防ぐためにも、業者の選定は慎重に行いたいです。

見積りの中のガルバリウム取付工事で気にしなければいけないこと

屋根工事の中で最も重要なガルバリウムの取付工程ですが、そのほかの工事工程を
しっかり業者と確認し、必要項目が妥当な金額で見積もられているか見極めることが大切です。

また、ガルバリウム鋼板の製品には比較的長期な製品保証がついておりますが、
工事の保証とは別となっております。
施工方法によるトラブルが発生した場合、どのような対応をどれくらいの期間してくれるか
事前に確認することも必要不可欠です。

工事業者の紹介や、見積りのチェック等、当協会は第三者機関としてアドバイスさせていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。

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