5分でわかる、瓦屋根が長持ちする仕組みと瓦の種類

2014.04.05

5分でわかる、瓦屋根が長持ちする仕組みと瓦の種類

瓦屋根は非常に耐久力が高い日本古来からある屋根材ですが、実はしっかりとしたメンテナンスを行わないと耐久力が下がってしまうことがあります。

今回のコラムは瓦屋根の耐久力についてお伝えしたいと思います。
いつもコラムを見ていただきありがとうございます。

皆様に覚えていただきたいのが「瓦屋根を長持ちさせるには定期的な点検とメンテナンスが重要!」ということです。

日本古来からあり、いまだに使われ続けている屋根材、瓦。多く家屋に使われていますが瓦を使うメリットは何なのでしょうか?

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瓦を選ぶメリット

1 高い耐久力
2 断熱性能
3 デザイン性能

今回は耐久力についての内容ですので断熱性能やデザイン性能に関しては今後またお伝えする機会があると思います。
また、最近は瓦の重量がほかの屋根材に比べて重たいことから地震に弱く、倒壊の危険性が高まるなどの話を聞いたりしますが実際にはあまり関係がないのではという説が強くなってきています。
瓦重量と地震についても近日中にコラムでまとめたいと思います。

さて、耐久力に関してですがそもそも瓦はどのような仕組みで作られているのでしょうか?

まずは瓦の種類から見ていきたいと思います。
瓦の種類は細かく分かれるとかなり数が多くなります。
瓦職人になるのであれば細かい内容すべてあために入れたほうがいいのですがこのコラムを読んでいただいている方はそうではないと思いますので一般的に

大別される方法でご紹介します。
①セメント瓦
②粘土系瓦

セメント瓦の特徴

名の通りセメントを使っています。
性格にはセメントと砂を主原料として加圧成形し乾燥させた瓦です。

様々なメーカーが機能性の高い瓦を開発しており、従来のセメント瓦に比べて耐久性能・防水性能が高くなっております。

セメント瓦は粘土系瓦に比べて安価で、寒暖の影響を受けにくいといわれていますが、粘土系瓦に比べて塗装が劣化しやすいといわれているため定期的なメンテナンスが必要といわれています。

粘土系瓦の特徴

粘土系瓦には釉(ゆう)薬が表面に塗られている「釉薬瓦」「塩焼瓦」と釉薬が塗られていない「素地瓦」(素焼き瓦、いぶし瓦)とあります。

一般的に日本瓦と言われているのはこの粘土系瓦です。

セメント瓦に比べて耐久力、防水性能が高いですが高価です。

釉薬(ゆう)とは

瓦にはガラス質に覆われている瓦とそうでない瓦があります。
簡単に言いますとテカテカしているものとそうでないものです。

釉薬は瓦に塗り乾燥させることでガラス質の薄い膜になります。
そうすることで瓦に雨水がしみこむのを防ぐ役割を持っています。
釉薬が塗られることでより防水機能は高くなり瓦が長持ちするわけです。

釉薬は乾燥した後にまれにひびのような模様が入ることがあります。
何度かこのひびを見た方から「瓦にひびが入っているように見えるけど大丈夫ですか?」と相談を受けたことがあります。
このひびは前述したように釉薬が乾燥した時にひびのような模様になるだけですので瓦には何の問題もありません。
お茶碗や湯飲みの表面にあるひびのような模様と同じものです。

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瓦の形状について

こちらも種類と同じく細かく見ていくとかなりの種類になってしまうので一般的に大別される方法でご紹介いたします。
(メーカーが製造している瓦の種類は1300~1400とも言われています)
寸法などは触れずに見た目で違うものを紹介していきます。

1 J型瓦


参照:http://www.kawara.gr.jp/02_syurui/jkata.shtml

皆様が瓦といわれてイメージされる波形の瓦です。(J型のJはジャパンのJです)古来からあるもので社寺や城郭などで用いられてきました。明治以降に西洋建築の影響を受けて、最近では多種様々なJ型瓦が製造されています。
一般住宅はもとより、公的な建物やコンクリート建築でも多数採用されています。

2 S型瓦


参照:http://www.kawara.gr.jp/02_syurui/skata.shtml

Sは形状ではなくスパニッシュに由来しております。もともとは山と谷が別々の瓦で構成されていましたが近年では山と谷が一つの瓦についていて、コストパフォーマンスが高くなっています。
J型に比べてS型は凹凸が明確になっています。

3 F型瓦


参照:http://www.kawara.gr.jp/02_syurui/fkata.shtml

FはフラットのFで園なのとおりJ型S型に比べて凹凸がありません。そのため建築物を見るとストーレート系屋根材と似ており、門だんな西洋風建築によく使用されます。

様々な種類はあるものの耐久力や防水性能に大差はなくデザインか使用瓦を選ぶことが多いです。

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変色劣化について

瓦の種類で少しふれましたが瓦屋根も劣化や変色を起こします。
粘土系瓦で釉薬を使用している種類の瓦はもともと瓦が変色や劣化に強い上にガラス質でコーティングされているため変色や劣化することはほとんどありませんが釉薬の特性上酸性雨などで釉薬が変色する可能性があります。

また、釉薬を使っていないからに関しては直接瓦が風雨の影響を受けているので変色や劣化を起こすことがあります。
それでもほかの種類の屋根材に比べる劣化や変色は少ないといっていいでしょう。

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瓦屋根のメンテナンスについて

CASBEE建物総合環境性能評価システムでは、瓦の耐久年数は60年とされています。
しかし、60年間何もしなくていいかというとそういうわけではありません。
瓦に問題がなくてもそれ以外が痛んでくる可能性があるからです。
たとえば、野地板、防水シート、下葺き材や棟部の漆喰(しっくい)等は外部の環境によっていたんでしまい。雨漏りの原因になったりします。
そのため定期的な点家やメンテナンスを行うことが重要になります。

冒頭にお伝えしたことにつなげるまで非常に長くなってしまいましたが瓦は無事でもそのほかが痛んでしまい、どこかが悪くなることでほかの部分も悪くなってしまいます。
(参考:雨漏りの原因と症状について)

今まで瓦屋根は丈夫だから大丈夫と何もしたことがなければ一度屋根の点検をして見てはいかがでしょうか?

一般社団法人日本住宅工事管理協会では無償にて屋根の点検も請け負っています。
少しでも気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

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