あなたの住宅は大丈夫? 地震後の屋根工事トラブルについて

2018.04.12

4月9日に島根県西部を震源とする震度5弱の地震が発生しました。

被害に遭われた方へ心よりお見舞いを申し上げますと共に1日も早い復旧・復興をお祈り致します。

地震大国の日本では地震への対策や被害に遭った際の対処方法を知っておくといざという時に助けになります。

緊急時だからこそ正しい対応が出来るようにしましょう。

地震が発生したら?

まずは当たり前ですが避難や身の安全の確保を最優先に行ってください。

これが何よりも最優先です。

そして安全確保ができた後に不安になるのがお住まいの事です。

地震などの災害が発生した場合の対応方法や知っておきたいことなどについて当協会からお伝えできる情報を記載します。

地震が発生したらチェックする項目

□ 明らかな被害が出てしまっている場合は早急に屋根業者などに相談をする

□ 一見すると被害がなさそうな場合でも、屋根の状態を確認して躯体などに問題がないか細かく確認する

□ 雨漏りが発生していないかチェックをする

□ 太陽光パネルを設置している人は太陽光パネルに問題がないか、発電量に変化がないかを確認する

築37年以上の住宅は要注意!

地震などの大きな災害の時に倒壊する住宅の多くが古い家です。

古い家とは、具体的には1981年(築37年)以前を指します。

なぜ1981年以前の建物が倒壊しやすいのかと言うと耐震基準の大きな改正が行われたためなのです。

更にその10年前1971年にも基準が改正されており、古い建物であればあるほど耐震性が低い建物が多くなります。

住宅の耐震性の鍵を握るのは、その骨組みや構造、つまり躯体の強さです。

耐震性が低い = 躯体の耐震性が足りない

躯体が弱ければ、軽い屋根材で屋根を設置している場合でも倒壊の危険性は充分にあり得ます。

もし余震が続いている状態であれば家の中に入る事は非常に危険な行為です。

また古い住宅に多いのが瓦屋根を使用している場合です。

よく地震で地面に瓦が散乱している映像をご覧になった方も多いと思います。

瓦屋根の取り付け方法はいくつかありますが、昔の住宅は「土葺き」と言われる要は屋根の上に載せているだけの状態で設置してある事が多いです。

ただ屋根に載せているだけなので瓦は落ちやすい状態です。

瓦は他の屋根材と比べると重い屋根材のうえに、昔の住宅は耐震性が高くはないため、重量のある瓦を屋根に固定しているとその重みで倒壊のリスクが高まるのであえて落下しやすい設置方法にしているといわれています。

つまり現在の屋根のように軽い屋根材がしっかりと固定されている訳ではないため地震や余震で瓦屋根が滑り落ちてくる可能性が高いのです。

目に見えない住宅被害

地震による大きな揺れが原因となって、住宅が歪んでしまっている可能性があります。

家を見る限り何も被害がなさそうと安心していたら、しばらくして雨漏りがおこってくる危険性があります。

こちらも特に古い住宅では注意が必要です。

余震が来るたびに家が揺れ、屋根にも躯体にも大きな負担がかかり、何かしらの隙間や歪みが生じてしまいます。

雨水は小さな隙間からでも侵入します。

雨漏りが起こってしまう主な原因は、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)の劣化やごく僅かに開いた穴、外壁の小さな隙間からの侵入など実に多様です。

家が揺れにより歪んでしまうと雨漏りの原因が生まれてしまうので、今後の雨漏りの可能性について注意深く住宅を観察しましょう。

具体的に何をするの?

① 住宅の築年数の確認をしましょう
まずは、築年数を確認しましょう。
古い家ほど今後倒壊のリスクが高くなり、具体的には1971年(築47年)、1981年(築37年)に耐震基準が改正されています。

これ以前に建てられている家は特に注意が必要です。

② 屋根材の確認をしましょう

住宅の屋根材や近隣の屋根材を確認しておきましょう。

特に瓦の場合は、落下の危険性が高まります。

ただしこの場合の瓦屋根というのは耐震性が弱い屋根に古い瓦を使っている場合です。

近年は耐震瓦など地震に特化した瓦もあるので、瓦屋根=地震に弱く危険という訳ではありません。

その他の屋根材も、何らかのトラブルが起こっている可能性があるのできちんと確認が必要です。>

③ 雨漏りをしていないか確認しましょう

初期の雨漏りは目に見えない屋根裏等で発生していることが多いため、見落としてしまい後々大変な事態に陥ってしまうことがあります。

地震の後には以下のような症状が現れていないか住宅の状況をしっかりと確認しましょう。

・バルコニーにヒビが入ったり、塗装が剥げたりする

・天井・床・壁紙などが湿っていたり、シミができたり、波打ったりする

・一定の部屋などで結露が増える

・玄関の靴や革製品にカビが生える

・静かになると水滴の音が聞こえる

上記のような症状が起こり始めた場合、雨漏りが起こっている可能性があります。

早急に対処しましょう。

太陽光パネルを設置している場合

まず太陽光パネルが破損していたり発電量がおかしい等の異常を確認した場合も触ったりするのは絶対に止めましょう。

太陽光パネルは壊れていると思っても太陽の光を受けて発電している場合があります。

むやみに触れたりする事で感電などの被害に遭うケースもあるので異常を確認した場合は設置工事を行った施工店様へ連絡して対処して貰いましょう

基本的に太陽光パネルは屋外に設置するので、自然災害への対策はされています。

パネルが被害に遭うのは、「取り付けの不備」や「メーカーが定めた取り付け方を守らない取付け違反」、「メンテナンス状況」などの場合が多いです。

まずは目視によってパネルに損傷がないか確認をし、正常に発電できているか発電状況を確認しましょう。

発電量がいつもと違う点などがないかを見て、通常の発電量よりも下がっているようであれば、パネルや設備の一部が破損している可能性もあります。

悪徳な屋根訪問業者に注意

非常に残念な事に災害の後は特に悪質な屋根訪問業者が増え当協会へもご相談を頂く事が多くなります。

「無料で点検しますよ」とか、なんでもかんでも「火災保険が利用できますよ」とさもお得なように近寄り、最終的には、予め一般的な価格よりも大きな見積金額を提示して、そこから割り引くという巧妙な手口で利益を上げる非常に悪質な業者もいます。

もちろん、そのような悪質業者の場合、割り引いた後でも相場より高い場合が多いです。

被災された方の傷ついた心にさらに傷を負わせるような狡猾で悪質なものもあり、当協会では同じようなトラブルに巻き込まれないように注意喚起を行っています。

やはり多い!費用トラブル

災害の後は屋根や住宅の修繕依頼が一気に増えるため施工店も仕事が立て込み非常に忙しくなります。

そうなると一部の業者は利益をあげるために費用を相場の2倍、3倍と高い修理費用を提示してきます。

施主様は住宅を早く直したいため分かっていても相場より高い金額で契約をしてしまうケースもあります。

適正価格へ値引きを依頼しても「今この価格で依頼いただけないのであれば工事が出来るのはもっと後になりますよ」「どこも同じだからすぐに直したいのであれば今自分たちと契約するしかないですよ」など施主様の不安を煽り契約させてしまうのです。

需要が増え材料費の値上げなどがあるため、ある程度は仕方がないかも知れませんが、被災した方の心の弱みを突いて得をしようと考えている企業が多いことに深い悲しみを覚えて仕方がありません。

その他にも、屋根が破損し困っている所に被害が広がらないように屋根にビニールシートを掛けますと親切を装い対応して貰ったら後日高額な金額の請求をされ、断ると屋根工事の契約を強要されたというようなかなり悪質な業者の相談もありました。

契約を交わしたのに着工日が決まらない、工事が始まったのに一向に進まない、現場調査に来て瓦を故意に割り必要以上に破損しているように見せ施主様の不安を煽るなど様々な事案が発生しています。

屋根でお困りの方は一度、日本住宅工事管理協会にご相談ください

地震のような災害に見舞われた際はその不安な状況の中で住宅のためにと色々と決断を迫られる事が多いと思います。

そんな時こそ落ち着いて今の住宅屋根の状態をきちんと確認して必要な修繕や対処方法を見極める必要があります。

先に記載したように中には不安を煽り心の隙をつくような悪質な業者が現れ、相場から大きく外れるような金額で修繕工事を契約してしまう被害も発生しています。

日本住宅工事管理協会は些細な屋根の相談でもご連絡頂ければご相談に乗らせていただきます。

また、信頼できる当協会の会員優良業者様のご紹介もしておりますので、お気軽にご連絡下さい。

» コラム一覧に戻る

  • 屋根工事・業者選びに関するご質問はこちら
  • 屋根の専門担当が無料チェックいたします!
  • 屋根に関するご相談はこちら
  • 雨漏りの注意
  • 仕事を手伝って頂ける業者様を大募集
  • 屋根に関するご相談メールの方はこちら
  • お見積りのチェックをご希望の方はこちら
  • 屋根工事の相場
  • 日本住宅工事管理協会は何をしてくれるところなの